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バイオタンで揚げ物はできますか?

バイオタンで揚げ物をしてもコーティングに問題がないか、ご質問をいただきました。本日はこちらの質問にお答えします。

答えは、深型であれば可能です

油はたっぷりと入れましょう
深型であれば油物もできます

写真で使用している製品は20cm深型フライパンです。

揚げ物の適温は食材によりますが、低くて150℃、高くても190または200℃と言われています。バイオタン本体の耐熱温度は250℃ですので、揚げ物は問題ありません。深さのある深型フライパンでたっぷりの油量で揚げることをおススメします。

油の温度の見分け方

中にしっかり火を通したい物や、柔らかい・緑を残したい野菜などを揚げるのに適していると言われる低温150℃〜160℃の目安は、衣を入れてみると、フライパンの底に沈み、しばらくしてから浮かんでくる状態です。

天ぷらの適温といわれる180℃の目安は、衣を入れてみて、油量の1/3まで沈み浮かんくる状態です。 高温の190〜200℃は、衣を落とすとパッと表面で散らばります。

気をつけたいポイント

温度の上がりすぎ

フライパンから火が出ないぐらい

バイオタンは中火以下で十分油が温まります

油は200℃以上になると、表面から煙がでます。古い油や疲れた油の場合は、180℃で煙が出て温度が上昇しやすいため、煙が出ないように注意してください。油は水よりも火力による温度変化がしやすいです。そのため、火力を少し上げただけで、すぐに高温になりやすいので注意しましょう。

凍った食材を揚げるとき

入れすぎに注意

写真は食材を入れすぎている例です。食材を入れすぎると油の温度が下がりやすくなり、油の温度を戻そうと火を強めると、一気に油の温度は高くなります。そうなると写真のように食材が焦げやすい状態になります。

冷凍食品を揚げる際は、袋の表示に従って調理してください。また、揚げる前に凍っている食材は、油に入れた直後は金属ヘラなどと同等にコーティングを傷つける恐れがあります。凍った食材を入れたら、あまり動かさないようにしましょう。また、フライパンの底につくほど一度にたくさん入れず、浮かんで揚げることのできる量を入れて調理するようにすれば傷つける心配はありません。

おまけ:揚げた後の油の処理

オイルポット

揚げカスを取る網付きのオイルポットがあると便利です。

揚げ物に使った油は、熱いうちに揚げカスなどを取り除きましょう。
その後、ほどほどの温かさになったら、写真のようなオイルポットへ移すと(火傷をしないよう、十分ご注意ください)、他の料理にも使え、環境にも優しいです。

ただし、オイルポットの蓋を開けっぱなしにしたりすると空気に触れ、油が酸化しやすくなりますので、保存は蓋をしっかり閉めて冷暗所で保存することをおススメします。

もちろん、加熱使用後は早めに使い切るようにしてください。

また、最近はバイオディーゼル燃料へリサイクルなど、リサイクル処理用に回収してくれます。ご興味のある方、気になる方は、「使用済み天ぷら油の回収」または「使用済み油の回収 個人」などの単語と一緒にご自身のお住まいの地域で検索してみてください。きっと関連する情報が出てくると思います。